セイブル錠のジェネリックがもう発売か、周辺でもそんな声が漏れたりしています。
それだけ時間が経っているのだと実感します。
セイブル錠25mg/50mg/75mgが発売になったのは2006年、セイブルOD錠25mg/50mg/75mgは2015年からの発売です。
10年足らずでジェネリック医薬品が猛追してくることになると思うと、製薬メーカーの新薬開発もかなりリスクが高いものだと感じられます。
セイブル錠25mg、OD錠25mg 薬価:30.00円
セイブル錠50mg、OD錠50mg 薬価:52.40円
セイブル錠75mg、OD錠75mg 薬価:73.30円
現行薬価では、上記の通りです。2社しか発売しないとなれば、4掛けルールは適応されず、5掛けでの薬価収載となるのでしょうか、これは発売までわからない状況です。
セイブルのジェネリックは2社しかも、普通錠、OD錠で各1社ずつ
セイブル普通錠は東和薬品が発売し、OD錠は沢井製薬が発売を予定しています。
製品名 | 製造メーカー |
ミグリトールOD錠25mg「サワイ」 | 沢井製薬 |
ミグリトールOD錠50mg「サワイ」 | 沢井製薬 |
ミグリトールOD錠75mg「サワイ」 | 沢井製薬 |
ミグリトール錠25mg「トーワ」 | 東和薬品 |
ミグリトール錠50mg「トーワ」 | 東和薬品 |
ミグリトール錠75mg「トーワ」 | 東和薬品 |
沢井と東和の2社しか発売できなかったということなので、特許問題があったのか、原料問題が生じるのか、不透明ではありますが、現場サイドからすれば順調に発売してくれることを祈るばかりです。
三和化学の主力製剤のひとつ、セイブルをジェネリックから死守できるのか
DDP-4のスイニー、高尿酸血症治療のウリアデックぐらいかな、あとは古い医薬品、長期収載品ばかりのラインナップ、セイブルのように三和化学の屋台舟を支える製品がもし滑落していくようなことになれば、三和化学にとっては大きな痛手になる可能性があります。
ただし、再三に渡り当サイトでも話にでますが、ジェネリックの波は途轍もなく大きいです。この数年で大きな影響を与えたあと業界全体はどうなっているのか、良いイメージはできないです。