ジェネリックメーカー別の薬価収載品目数
後発品以外にも先発品、AG、局方品もカウントしています。内服、外用、注射剤など薬価収載されているすべての品目数です。
製薬メーカー名 | 売上高 | 品目数 |
日医工 | 1,435億円 | 818 |
沢井製薬 | 1,234億円 | 612 |
武田テバ | 766 | |
東和薬品 | 821億円 | 716 |
ニプロファーマ(合計) | 656億円 | 447 |
=全星薬品工業(ニプロ子会社) | 120億円 | 104 |
小林化工 | 412億円 | 250 |
陽進堂 | 406億円 | 273 |
ダイト | 363億円 | 117 |
日本ケミファ | 356億円 | 179 |
富士製薬工業 | 344億円 | 243 |
日本ジェネリック | 209億円 | 231 |
日新製薬 | 274億円 | 289 |
高田製薬 | 260億円 | 259 |
共和薬品(ルピングループ) | 251億円 | 414 |
大原薬品工業 | 180億円 | 143 |
日東メディック | 153億円 | 38 |
キョーリンリメディオ | 186 | |
テイカ製薬 | 98億円 | 22 |
岩城製薬 | 87億円 | 79 |
光製薬 | 68億円 | |
同仁医薬化工 | 43億円 | 8 |
鶴原製薬 | 38億円 | 252 |
コーアイセイ | 26億円 | 172 |
原沢製薬 | 18 |
ジェネリックメーカー品目数No.1は日医工
医薬品総数;818品目というのは2位の武田テバでさえ766品目ということで、1位と2位の差だけでも50品目以上の差をつけてぶっちぎりの品目数ということになります。
日医工というと、内服薬、外用薬、注射薬、局方品、消毒剤などの幅広いラインナップを網羅しています。
沢井製薬が品目数が意外と少ない
薬価収載品での品目数でわかったが、沢井製薬が売上規模のわりに品目が少ない。どこの製薬メーカーも採算の合わない製品や市場性がない製剤は生産中止を行う。そういう意味は沢井製薬は市場にあった製品の生産していることになるかもしれない。
悪い意味で目に付く、コーアイセイ、鶴原製薬、共和薬品
- コーアイセイ(2014年度売上:26億円)/172品目
- 鶴原製薬(2014年度売上:38億円)/252品目
- 共和薬品(2016年度売上:194億円)/414品目
上記3社は品目数と売上金額のバランスを考えると、品目数が多いがその割りに売上金額が少ないということになる。
市場に多くの医薬品を発売し続けていることは市場にとっては有難い話だが、もし仮に売れていないけど、薬価収載されているだけであれば、これは結構調剤薬局などからすると面倒な問題になることもある。突然に処方が回ってきたり・・・
ひとつの先発品に対して、20品目、30品目と発売することで市場に無駄な製剤が乱列している現状を物語っていると思える。ひとつの先発品に対してジェネリック統一として1~3品目ぐらいにならないものか、というか、そもそも上位5社ぐらいの銘柄だけで供給はできないものなのか?
現場からは早く刹那な声としてだが、この声が届いて欲しい。