2016年4月以降のアレグラのジェネリックを選定し直す。フェキソフェナジンを選ぶ

薬価が下がるということに対して対応が面倒、もうこれ以上下がったりしないでくれ、なんて気持ちは業界内全体から響いてきます。といっても決まったことをグダグダいっててもしょうがないので前を向いて取り組んでいきましょう。

内科や耳鼻科、皮膚科、幅広い診療科目で使用がされているアレグラ錠。私どもでもすでにジェネリックを選定し採用していましたが、この度の2016年度の診療報酬改定によってその薬価が大幅に下がってしまいました。 41.40円から29.40円まで急落下。なんと28%ダウン。ギリアドのC型慢性治療薬ハーボニー配合錠も31%ダウンと話題になっていましたが、それに匹敵するダウン率。

これでは経営的にも検討していく必要性があるということでアレグラのジェネリック発売メーカーを再度チェックすることにしました。

新薬のアレグラとジェネリック発売メーカー一覧

アレグラ錠60mg 薬価:64.90

アレグラのジェネリック;フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg

Aランク: 34.40円、10社

「KOG」「SANIK(AG)」「TCK」「TOA」「ZE」「ケミファ」「ダイト」「ファイザー」「日新」「明治」

Bランク: 29.40円、15社

「CEO」「EE」「FFP」「JG」「KN」「NP」「YD」「アメル」「サワイ」「タカタ」「テバ」「トーワ」「モチダ」「杏林」「三和」

Cランク: 19.40円、2社

「DK」「ツルハラ」

ジェネリックのランク的には、34.40円、29.40円、19.40円の3段階に分かれています。新薬とCランクを比べれば約3分の1の薬代ってことです。といって、ここで患者さんのために一番負担の少ない薬を選べないのが医薬品業界です。

安い薬価の薬を選ぶと患者さんは嬉しいですが、製薬メーカー側はたくさん作らないと売上が少ない。そして、経営者側からみれば、仕入れコストと薬価コストの薬価差益を考えるとできるだけ、AランクやBランクの薬価の製品を採用したいのが本音です。あとCランクを選ぶと製造中止になるリスクも高いことが難点です。

フェキソフェナジンのAランクから選定しよう

収益的に考えてAランクから目ぼしい製品を選定。安定供給力やMR活動といったところのバランスも考えて選定。バルクの情報をきちんと開示してくれるところも最低限です。

HPで掲載されているフェキソフェナジン60mgを並べてみてちょっとびっくりなことが、

  • 横型の剤型「SANIK」「ケミファ」「KOG」「TCK」+「TOA」※写真なし

fekiso_SANIK fekiso_kemi fekiso_kog辰巳化学フェキソ

  • 丸型の剤型「ZE」「ダイト」「日新」「明治」+「ファイザー」※写真はなし

fekiso_ZE fekiso_daito フェキソ日新 フェキソ明治

皮肉なことに丸型と横型が5:5とは、無知なだけだったのでしょう。市場は知らない間に丸型へと変化しているということでしょうか???これはかなり意外でした。

とはいえば、患者さんが不安を感じるようなことはしたくないので、選定するなら従来製品と同じ横型の「SANIK」「ケミファ」「KOG」「TCK」「TOA」から検討していきたい。

ブランドと時代の流れからいえば、オーソライズドジェネリックといわれている「SANIK」を選ぶのが主流なのでしょう。「ケミファ」=日本ケミファもブランドイメージとMR活動からすれば業界的な認知はあります。「KOG」は確か元々、興和ジェネリックの屋号で、現在はら親会社に完全吸収され興和創薬が継いでいます。

そして残りはゾロゾロメーカーの「TCK」は辰巳化学。「TOA」東亜薬品です。東和薬品ではないので悪しからず。ゾロゾロメーカー品は仕入れコストに期待ができることは間違いないけど、品切れや万が一の対応力に劣ること、どこの医薬品卸さんもが持っていないということは急配といったことにも対応ができない可能性が高いです。

となれば、優先順位的には、メーカーブランド力+メーカー対応能力+仕入れコストのバランスを見て採用する方法で私の場合は考えます。仕入れコストを最安値だけで単純に選ぶ人もいますが、それはその分リスクをしっかり自身で背負う気持ちを忘れないでおきましょう。

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