引き下げが7~8%ぐらいであれば、まだまだいい方じゃないかと、
気は早いですが、2012年の改正があり、その次が一番問題になってくるわけですよね。
たとえば、
薬価100円で8%の引き下げとなれば、
2012年の薬価は92円となるわけですよね。
医療業界の規模も、ますます拡大しているわけですから、その次は、、間違いなくさらに大幅な引き下げですよ。
2014年には薬価は10%(予想)の引き下げになり、、
薬価92円のものは、2014年には83円ぐらいになるわけですよね。。
製薬メーカーからすれば、100円=100億あったものが、4年後には83億になるわけですよ。。
その間に、企業努力で売り上げを伸ばすことができても、
薬価が下がることで、売り上げは維持できるか、
もしくは、下がることも想定されてくるということですよ。
ましてや、長期収載品などでは、間違いなく薬価はの下げ幅以上に
売り上げを伸ばすことはできません。
製薬メーカーさんにとっては厳しい時代になりそうですね。。
そういう意味で、今回の引き下げが7%程度で済むなら、いいでしょう。
これが、平均引き下げが10%などとなれば、売り上げを作るのが馬鹿らしいですよ・・
薬価改正 長期収載品は225億円 後発品は25億円
長期収載品には痛いニュースとなりました。
通常の薬価改定での引き下げ枠が、5000億円が見込まれていますが、
それとは別に、225億円となりますので、
これは、かなり大幅な引き下げと考えていていいでしょうね。
さらに、ジェネリック医薬品も通常の引き下げが額が大きいのにも関らず、
これも、さらに25億円別枠引き下げとは、、、
医療費抑制と謳われて進めていますが、
その奥には、やはり国内企業の淘汰をしていきたいという意向があるように思えますよね。。
いうなれば次の2012年4月がベースとなるでしょうから、
そのまた次回2014年4月改定では、「225億」円以下になることはないでしょうね。
年々、価値を下げていくという形が決まったとなれば、
今後4~6年で、長期収載品の利益は半減していってもおかしくないでしょう。
厚生省としては、企業体力がなくなる前に、M&Aして海外へ立ち向かえる形を作れとよ!
そんな風に促しているようにみえてきます