新しいニュースで飛び込んでくるほとんどが、
2012年4月の医療改正についてです。
少し、概要を整理してみると。
>・長期収載品(後発品が発売された先発品)は薬価を大幅に下げて、後発品との薬価差を減らす
長期収載品といわれる医薬品だけが頼みの綱となっているメーカーも多々あるでしょうから、
国内のトップメーカーであろうとも、戦々恐々としているでしょうね。
2009年の記事 http://www.nsjournal.jp/news/n……?id=185101
長期収載品の割合(みずほ証券予想)、(主な長期収載品)
武田薬品(4502)、32%(タケプロン、ベイスン)。
アステラス製薬(4503)、21%(ハルナール、ガスター)。
第一三共(4568)、54%(メバロチン、ロキソニン、オムニパーク)。
エーザイ(4523)、16%(セルベックス)。
中外製薬(4519)、16%(アルファロール、シグマート)。
田辺三菱製薬(4508)、40%(アンプラーグ、タナトリル)。
大日本住友製薬(4506)、69%(アムロジン、メロペン)。
塩野義製薬(4507)、37%(フロモックス、塩酸バンコマイシン)。
小野薬品(4528)、85%(オパルモン、オノン、キネダック)。
久光製薬(4530)、94%(モーラステープ、モーラス)。
協和発酵キリン(4151)、34%(コニール、デパケン)。
大正製薬(4535)、70%(クラリス、パルクス)。
参天製薬(4536)、66%(ヒアレイン、フルメトロン)。
日本新薬(4516)、58%(ハイペン、ガスロンN、セレクトール)。
キッセイ薬品(4547)、55%(ベザトール、ウテメリン)。
久光や小野といったメーカーでは、85%以上と高い状態なので、
新薬をいまさら発売することも、あまりかんがえられないでしょう・・・
厳しいとしかいいよがないです。
>・ビタミン剤や市販品類似品については自己負担割合の引き上げ
自己負担割合を上げるとなると、これは窓口で面倒なことになりそうですよね。。
市販品類似品というのは、ドラッグストアや薬店で購入できる医薬品は
(ロキソニンSやアレジオンやガスターなど)
今後は、医療保険は使えませんということなでしょうかね。。
これも、かなり厳しい話ですね。
この話も結局のところ大手製薬メーカー=長期収載品を多くもっているところは苦しい
ということにつながってくるでしょうね。
>・ジェネリック医薬品促進のロードマップ
これがジェネリックについての最終的な提言となるでしょう。
ある意味ジェネリック医薬品ブームの一番の盛り上がりでもあり、
2013年、2014年あたりからは下り坂となるでしょうね。
>・先発品薬価と後発品薬価の差額の一部を自己負担
これも、窓口で説明するには、ややこしい。
結局、価格に対して説明することが、病院側の仕事なのかということになってくる。。
かといって、調剤側に担うことはできるのか?
もう少し、わかりやすい仕組みが必要でしょうね。
>・医師・薬剤師から主な先発品・後発品のリストを患者に提示する義務
義務化。。。。?
この言葉が引っ掛かりがあります。
案外、2012年4月で採用されるのは、これなのかもしれません。
そもそも、薬剤リストを提示し、わかる人がどれくらいいるのか?
熱がでていて、つらいときに、100円、200円負担が減りますが、、、
という話よりは、1分でも2分でも早く会計を終わらせて、
家に帰らせることが大切なのではないだろうか・・
市販品類似品 一部医療保険対象から除外検討も
http://news.searchina.ne.jp/di……_007.shtml