塩野義、中国製薬を買収 143億円、現地に本格参入

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国内企業も活発化してきましたか?
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塩野義製薬は1日、中国の製薬会社C&Oファーマスーティカル・テクノロジーを買収し、同国市場に本格参入すると発表した。143億円を投じて株式の66%を取得する。C&Oは中国全土の約30万軒の病院・診療所に販路を持つ。塩野義は得意とする抗生物質などを拡販し、急成長する中国の医薬品市場を取り込む。

 C&Oはシンガポール証券取引所に上場している。塩野義は筆頭株主のレオ・スター・デベロップメント(英領バージンアイランド)と副董事長兼総経理のガオ・ビン氏から発行済み株式の24.17%を取得。その後にTOB(株式公開買い付け)で同41.83%を取得する計画だ。取得時期は現時点では未定としている。

 C&Oは中国全土で主に抗生物質を販売する。2010年度の売上高は約6億5100万香港ドル(約65億円)、営業利益は約2億200万香港ドル(約20億円)。同社には住友商事が29%出資している。

 塩野義は現在、中国では上海に事務所を持ち、抗生物質など3~5品目を他社に委託する形で販売している。ただ、売上高は数億円程度にとどまっているもよう。買収後はC&Oの開発機能と販売網を活用し、中国での販売品目を増やしたい考えだ。

 米国の調査会社IMSヘルスによると10年の中国の医薬品市場は411億ドル(約3兆3000億円)。15年には最大で1250億ドル(約10兆円)に拡大し、日本とほぼ同じ規模になる見通しだ。日米欧の先進国市場が医療費抑制の影響で伸び悩むなかで、中国など新興国は確実な成長を見込めるため、製薬大手が開拓を急いでいる。

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