いろいろと話題が尽きない、「ディオバン問題」の最中、
6月にディオバンのジェネリック(バルサルタン)が発売されます。
特に今回市場で話題なのが、ノバルティスの子会社サンドからも
バルサルタンを発売させることになります。
昨年のアレグラのジェネリック発売のときに正確には時期はずれてしまいましたが、
国内初のAG(=オーソライズドジェネリック)は、日医工サノフィが発売しました。
ですので、今回のノバルティス=サンドは国内で2例目のAGということになります。
昨年のアレグラのAGは正直時期が大きくずれて、AGでないエーザイと小林化工のフェキソフェナジンが
市場を席巻していましたので、日医工サノフィのAGが発売されたときもかなり冷やかなイメージがありました。
そういう意味では今回のディオバンAGはどういう風な市場の流れに変わるのか、注目を浴びている感はあります。
とはいえ、
ディオバン問題は依然、鎮火する雰囲気はなく。
まだまだメーカー、大学、病院などなどを巻き込んでいく勢いは止まりませんし、
ノバルティスもジェネリックがでてくるから、警戒というよりも
関連機関への火消しに追われる日々はかわらないでしょう。
さて、さて、ディオバンの処方をすでにやめている医療機関は、ポツン、ポツンと増えてはきていますが、
今回ばかりは薬局を主体に、ディオバンからバルサルタンへ変えていくことは間違いないでしょうね。
わざわざディオバンを残す意味が今のところあまりないでしょうね。
AGのこともあるので、サンドのバルサルタンを注視していましたが、
意外と納入価格が高いという節、話を聞いたので、いつものサンドの価格体系ではない?
という、イメージです。(発売後価格は下がりそうな気がしますが、、、、)
となると、4月以降から安売り競争に参加してくれた東和薬品が猛烈に仕入れ金額が安いので、
今回のバルサルタンもかなり期待できるのではないかと思っています。
既存品の高脂血症やPPIなどで対60~70%連発して価格を提示してくれていますので、
今までなんだったんだという感じもありますが、普通に考えれば他のメーカーが提示できる価格は
どこのメーカーでも出せる値段ということですよ。
ただ、東和はOD錠を押してきているので、それは無いよね。。。と、返答済みですね。