ダイト 今期増収増益も来期は増収減益 海外での販売も視野に

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富山市の原薬製造メーカー、ダイト(富山市)が10日、13年5月期連結業績見通しと12年5月期決算を発表した。売上高、経常利益とも過去最高を記録し、3期連続の増収増益となったが、13年5月期連結業績見通しは増収減益を見込んでおり、株価は前日比5%の急落をした。

13年5月期連結業績見通しは、売上高280億円(前期比3.1%増)、営業利益24億円(同比8.6%減)、純利益13億8000万円(同比0.7%減)と予想。政府の後発医薬品使用促進策の影響や、新規収載品目の販売開始により、全体的な売り上げ増を見込んでいる。しかし、製造設備の拡充に伴う減価償却費の増加や、研究開発費、人件費の増加から減益と予想した。今後、厚生省による使用促進策によって後発医薬品の伸びが社会全体で期待されているだけに、ジェネリックの売り上げ増によって、減収をどこまでカバーできるかがカギとなるだろう。

12年5月期決算は、売上高271億5100万円(前期比7.6%増)、営業利益26億2600万円(同比34.1%増)、純利益13億8900万円(同比40.2%増)だった。ジェネリック医薬品向け原薬の販売が好調で、国内大手医薬品メーカーからの製造受託が伸びた。また自社のジェネリック医薬品の販売も好調で、3期連続の増収増益となった。

また、今後ダイトは2015年ごろから後発医薬品の中国輸出を開始する方針を決めた。中国の医薬品企業を子会社化し、中国で販売する予定。糖尿病治療薬を輸出する予定で、今月中にも販売承認を申請する。また10月には抗アレルギー剤を申請し、その他3品程度の輸出をする。ダイトはアメリカにも子会社を設立しており、アメリカでは、8月に筋萎縮症治療薬の申請を行い、2014年の販売を目指している。

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